子育てしやすい賃貸物件ってある?
子育て向け賃貸物件を選ぶときのポイントや注意点は?
この疑問に答えます。
子育て中の賃貸物件探しは、騒音や住宅環境など何かと気になることが多いと思います。
また、子供の年齢によっても賃貸を選ぶ条件は変わってくるので、全ての子育て世代に「この賃貸物件が良い!」とも限りません。
しかし、子供が生まれて4度の転勤・引越しを経験した私ですが、子育てしやすい賃貸物件の譲れない条件がはっきりしてきたのは事実です。
そこで、今回は転勤族妻で賃貸暮らしをしている私が「子育てしやすい賃貸物件の選び方・注意点」を紹介していきます。
子育て中で賃貸物件を探している方はぜひ参考にご覧ください。
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子育てしやすい賃貸住宅エリアを探す方法・ポイント
公園やスーパー・小児科が近いエリアは子育て世帯に人気
子育て世帯におすすめの賃貸物件エリアは、やはり公園やスーパーが近いところは人気です。
また、子育て中、特に子どもが小さいうちは何かと病気にかかりやすく、予防接種などで小児科へ通う頻度が多いので小児科が近いと安心です。
他にも習い事(スイミングや習字・塾など)をさせたい場合、通えるエリアにあるかも確認しておくといいでしょう。
Googleマップなどの地図を活用して調べると便利だよ
自治体によって異なる育児・子育て支援制度もチェックしておく
子育て世帯に大きく関係してくる、自治体の制度。
中でも、子育て支援制度が充実している市区町村は、子育て世代にとても嬉しいです。
例えば、児童待機に対する取り組みがしっかりしている自治体、子育てサポートが充実している自治体などさまざまです。
医療手当も自治体によって異なるので、賃貸物件を選ぶポイントにしてみるといいでしょう。
中学生まで医療費が無料の自治体もあるよ!
子育て向けの賃貸物件選ぶ前に条件を決めておくとスムーズ
最寄駅・バス停までの距離
移動方法が主に公共交通機関を利用するファミリーは、最寄り駅やバス停までの距離が近いほうが便利です。
自家用車で移動することが多い場合、そこまで気にしなくても大丈夫でしょう。
予算や間取り・こだわりの条件
賃貸物件を選ぶ前に、ある程度の条件を決めておくとスムーズです。
- 予算(下限○万〜上限○万円)
- 間取り(2LDK?3LDK?)
- 広さ○㎡以上
- 築年数
- オートロックの有無
- 駐車場の有無
- ペット飼育の可否
- インターネット対応物件
- 駅から徒歩○分以内 など
不動産もその土地に詳しい方が多いので、おすすめのエリアや希望にそった提案をしてくれますよ。
関連 賃貸物件のインターネット回線問題!結局どれを選べばいいの?
学区を決めておく
子育て世帯が賃貸物件を選ぶときに「学区」を明確にしておくことも大事です。
学校によって偏差値はもちろん、宿題の量やイベントなど異なるので、これから小学校や中学校に進級予定のある家庭は「学区」選びは慎重に行いましょう。
転勤族の我が家は、まずは学区から決めているよ
実際にママ友などから学校の情報を聞くことができれば良いですが、知り合いが以内場合は、学校のサイトを見たり、口コミを見るのもおすすめ。
学校情報のサイトは↓下記サイトを参考にしています
不動産の方に直接聞くのもおすすめだよ
学区を考えずに賃貸物件を選んだママ友の話ですが…
まだ未就学だから小学校のことは考えずに選んだ賃貸物件の小学校が、地元でかなり評判の悪い学区だったそうです。
結局、隣の人気小学校の学区に引越したそうですが、「引越し代もかかるし、賃貸探しも大変だった」と嘆いていました。
しかも、衝撃だったのが学区で引っ越したママ友は1人だけでなく身近に2人もいて驚きました。
義務教育の小・中学校は、幼稚園とは違い住所で学区が決まります。
学区選びも子育て賃貸物件を選ぶときは大事なポイントなので、注意して選びましょう。
周辺の環境の条件
周辺の環境は、子育て中のファミリー向け賃貸選びに、とても大切です。
- 繁華街・飲み屋街の近くは避ける
- 賃貸物件近くの道路の車の通行量が多いのは危険
- スーパーの近さ
- 病院(小児科)の場所 など
繁華街の近くは、子どもの外出や塾・習い事の帰りなどに危険な目に遭いやすいので避けておくと安心です。
赤ちゃんや小さいお子さんがいるなら、近くにスーパーや公園・児童館があると便利です。
大人だけだと大丈夫な場所でも、子どもと行動する(もしくは1人)場合は、賃貸物件を選ぶときは周辺の環境も考えるといいですよ。
街頭が少なかったり、交通量が多すぎるところは避けるようにしているよ
子育てしやすい賃貸物件(間取り)とは?
子育て中の時期だけなら1階のメリットは多い
賃貸物件やマンションの場合、1階は防犯や湿度の高さから避けられがちです。
しかし、1階は子育て中だからこそのメリットが多く個人的には結構おすすめです。
わたしも1度、賃貸マンションの1階に住みましたが、階段でグズルこともなく、エレベーターのボタンをどっちが押すかで喧嘩することもなくよかったよ!
また、子育て中あるあるの「下の階を気にしなくてもいい」ので、足音を気にすることがないので、ストレスもありません。
しかし、防犯や窓の外から見られやすい、洗濯物を外に干しにくいといったデメリットもあるので、それぞれのライフスタイルに合わせましょう。
収納スペースの多い賃貸物件
子育て中だからこそ賃貸物件の「収納力」はかなり重要です。
子どもの服・おもちゃ・必需品・思い出はどんどん増えていきます。
- 赤ちゃん〜おむつのストックやおもちゃ、抱っこ紐やベビーカー
- 幼稚園〜幼稚園の道具、おもちゃ、服、おもちゃ
- 小学生〜ランドセル、絵の具・習字道具、教科書、工作、おもちゃ
「おもちゃ!笑」ってなりますが、本当におもちゃ増えます!
さらに、習い事を始めると、習い事の道具も増えてきます。スイミングやサッカー、バレエなど
モニター付きインターホン
子供がひとりでお留守番するときなど、安全面を考えモニター付きインターホンがあった方がおすすめです。
また、小学校低学年のうちはインターホンの呼び出しボタンの場所が届かないこともあるので、インターホンやエレベーターのボタン位置などの高さなど、内見の時に確認しておきましょう。
子育て中の和室は取り扱い注意
子育て中の物件に和室は必要だという人のもいますが、個人的には不要だと思っています。
畳の部屋があると子どもとゴロゴロできるメリットはありますが、退去時の請求に畳のクリーニングや修理代が含まれる可能性が高まります。(原状回復義務)
また、畳はカビや虫の発生が高く、維持管理が大変です。
畳の上にマットレスやジョイントマットを敷くことで対策をするといいよ
畳の部屋がどうしても欲しいなら、フローリングに置き畳を敷くのもおすすめです
【子育て向けの賃貸物件】内見時のチェックポイント
共有部分や周辺の確認ポイント
賃貸マンションの共有部分(玄関・ポスト周辺・ロビー・ゴミステーション)などが汚い賃貸物件は、マンションの管理が行き届いていないのでおすすめしません。
賃貸マンションの共有部分がキレイなほど、賃貸物件の管理が行き届いており住民トラブルも少ない印象です。
マンションやアパートの玄関(ロビー・ポスト周辺)
賃貸マンションの玄関部分はキレイに保たれているか確認しておきましょう。
また、ポスト周辺に不要なチラシが散乱していないか、チラシ捨てがあればラッキーです
ゴミ捨て場
内見時は、ゴミ捨て場も確認しておくといいでしょう。
場所の確認はもちろん、ゴミ捨て場が散らかっているとカラスや虫の発生などの原因になります。
駐車場・駐輪場
駐車場では、ワンボックス(ファミリーカー)あったり、「子どもが乗ってます」というステッカーやチャイルドシートの有無で、子育て世代の家族が住んでいるかわかります。
あまり、ジロジロ見るのは失礼なので、駐車場を見るときにサラっとどんな車があるか見るのもおすすめです。
また、駐輪場も子供の自転車や三輪車などで把握することができますよ。
同じ子育て世代の家族がいると何だか安心しちゃいます。笑
通学路・外灯の確認
可能な限り内覧で物件や周辺環境・通学路を確認しましょう
子どもの通う学校からの道のりや付近の情報を、不動産の方に実際に案内してもらい物件周辺の様子も実際見て確かめると良いでしょう
通学や習い事で子どもが1人で通うことが予想される場合は街灯などのチェックもしておきましょうね
実際に物件を見に行くことができない場合は、オンラインで物件の様子を見せてもらったり、Googleマップのストリートビューで周辺環境の確認をおすすめします!
- 通学路に危険な道がある
- 街灯が少なく、夜暗い
- 教育上不適切な場所を通る
ただ単に危険です!
賃貸物件(部屋)の確認ポイント
水回り
水回りからの汚臭がある場合は、おすすめしません。
生活していないと、どうしても下水道のにおいがキッチンや洗面所から臭うのは仕方のないことです。
しかし、鼻をつまむような異臭がする場合は排水管に問題があったり身体への悪影響も考えるので避けましょう。
お風呂やトイレなどの水回りも古過ぎるとカビが生えやすく、日々の掃除も大変になるので清潔さを確認しておきましょう。
エアコン室外機の位置
エアコンの室外機の位置は、ベランダから子どもが転落する危険が高くなるので確認しておきましょう。
特に柵側に設置されていると、子どもがよじ登ってそのまま転落する恐れがあります。と、周りの理解や助けもあるので安心感もありますよ。
壁の薄さ
子どもの泣き声や騒音を気にする場合、壁の薄さも確認しておくといいでしょう。
簡単に確かめる方法は、壁を軽くたたいてみると効果的です。
防音性の高いコンクリート壁の場合は、壁自体に硬さがあり、詰まったような重い音がします。
また、不動産会社の担当者に確認をしてみるのも確認の手段としておすすめです。
15~18cm程度の厚みがあれば、騒音にそこまで神経質にならずに済みますよ。
分譲賃貸も、防音対策しっかりしているからおすすめだよ
ファミリー向け!子育てしやすい環境や賃貸物件の選び方は?|まとめ
繁忙期と重なると条件の良い人気物件はすぐに借りられてしまうので、気になる物件があったらキープしましょう!
内覧に行く前に、今持っている大きめの家具・家電サイズをメモしておくといいよ。
子育て中の賃貸物件探しは、幼稚園や学校はもちろん子どもの安全のことを色々と考えるから、とても大変です。
ある程度の条件は必要ですが、同時に妥協も必要です。
その中で、理想の賃貸物件を探しましょう。
築年数が古くてもリフォームされている場合の物件は意外と狙い目ですが、水道管の劣化やネット環境が整っていない場合があるので注意が必要です。
引越して水が合わない、肌が荒れる場合は、水質が合っていないことが考えられるので、水回りの対策を行いましょう。
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