句読点とは、文章の途中にある点、文末にある丸。のことです。
小学生で学ぶ句読点ですが、大人になって文章を書くときやライティングをする際、句読点をなんとなく使っているという方も多いはず
わたしもWebライターの仕事を始めるまでは、「〜は、〜です。」と主語の後ろや文末で使えばいいかな。くらいの感覚で句読点を使っていました。
しかし、読みやすく・わかりやすい文章は、句読点の位置まで計算されています。
句読点は「絶対ココで使え!」というわけではないよ
句読点を正しく使うことで、より相手に伝えやすく文章にリズムが生まれるのは事実です。
そこで今回は、句読点の使い方や基本的なルールを紹介していきます
文章を書くときに言葉選びや言葉の流れを意識するのも大事ですが、句読点の使い方をもう一度おさらいしておきましょう。
句読点とは
句読点は、文章で必ず目にする句点「。」読点「、」のこと
普段の生活で何気なく目にしている句読点
句読点(特に読点)を打つ位置によっては、言葉の意味が変わることもあるので注意しましょう
また、句読点を打つことでリズムが生まれ、読みやすい文章にもなり意外と重要な役割を果たしています
文章を書くときに「あれ?句読点の正しい使い方は?」と疑問に感じたら、このまま読み進めてください。
句点の使い方と基本的ルール
句点とは
句点とは、文章の最後に打つ。(ピリオド)のことです。
句点とは、文章の終わりを知らせるとき、または文章を閉じるときに使います。
句点を使う場所
句点を使う場所は基本的に「文末」です。
作文などの会話文では「たのしかった。」のように、括弧内の最後にも句点は使います。
詳しくは下記で説明します
句点を使わない場所
句点を使わない場所は2ヶ所あるので、やみくもに文末や会話文に使えばいいわけではありません。
句点を使わない場所もあるので確認しておきましょう。
カギ括弧内の句点
先ほども言いましたが、カギ括弧内の文末に句点は不要です。
- 今日、担任の先生が「宿題はありません。」と言ったので嬉しかった。
- 今日、担任の先生が「宿題はありません」と言ったので嬉しかった。
小学生の国語では、会話に括弧「」を付けて、最後は句点で終わりましょう。と学びますが、括弧内の句点はライティングでは使わないので要注意
「おいしいね。」と言った。←こんな感じで息子も国語で絶賛勉強中
しかし、ライティングでは括弧内の文末の句点は使わず「おいしいね」と表現します。
丸括弧内の句点
()丸括弧内の句点も不要です。
- 北海道には、積丹(しゃこたん。)留寿都(るすつ。)長万部(おしゃまんべ。)など読み方が難しい地名が多くある。
- 北海道には、積丹(しゃこたん)留寿都(るすつ)長万部(おしゃまんべ)など読み方が難しい地名が多くある。
()丸括弧内の文末も、基本的に句点は使わないので覚えておきましょう。
句点の使い方とポイント【まとめ】
句点とは「。」文末の最後に打つ丸のこと
基本的に文章の文末で使います。
「」カギ括弧()丸括弧内の文末に句点は使わない
関連 括弧や記号の使い方やルールについては下記の記事をご覧くださいい。
読点の使い方と基本ルール
読点とは
読点とは「、」
読点は、文と文・言葉と言葉の区切りで使います。
読点を使う場所
読点を使う5つのルール
- 文を区切るとき
- 漢字やひらがなが連続するとき
- 主語のあと
- 名詞が続くとき
- 接続詞のあと
では、読点を使う場所を詳しく説明していきましょう。
文を区切るとき
文を区切るとき、文章が長くなるときに読点をつけることで読みやすくなります。
漢字やひらがなが連続するとき
漢字やひらがなが続く場合は、読みにくいため読点を使います。
- 後日詳細の連絡をいたします。
- 後日、詳細の連絡をいたします。
- ここはどこですか?
- ここは、どこですか?
主語のあと
主語のあとに読点を使うことで、主語がわかりやすくなります(長い主語にも読点を使います)
- わたしは、ご飯が好きです
- わたしは、国内でも人気の高い魚沼産の米が、とても気に入っています
主語をハッキリさせることで、文章の内容が明確に伝わります。
名詞が続くとき
名詞が並ぶとき、見やすくするために読点を使います。
- 移動手段は、飛行機地下鉄新幹線電車バスタクシー車です。
- 移動手段は、飛行機、地下鉄、新幹線、電車、バス、タクシー、車です。
接続詞のあと
接続詞のあとに読点を打つと、接続詞が強調されるので使いましょう。
- 読書の秋です。しかし、食欲の秋でもあります
- 彼は頭がいいだけでなく、とてもユニークだ
しかし、接続詞のあとに必ず読点を使う必要はないので、ひらがなが連続していまう時や接続詞を強調したい場合に読点を使うと効果的です。
接続詞とは「しかし、だが、ところで、また」などの単語のことだよ
関連 論文やメールなどで使ってはいけない接続詞・接続詞の種類と使い方は下記の記事で詳しく紹介してます
読点を使うときの効果的な使い方と注意点
文章の中で読点を使いすぎない
文章の中で読点を使い過ぎている=1文が長いという原因につながります。
- はじめまして、〇〇大学教育学部の〇〇(名前)で、サッカーをしていて、そのときにキャプテンをしていたので、責任感や仲間をまとめる力はあります。
- はじめまして、〇〇大学教育学部の〇〇(名前)と申します。サッカーをしており、そのときはキャプテンをしていました。責任感や仲間をまとめる力があります。
まずは、読点を使いすぎないように文章を短く区切ること。そして、1文で使う読点は5つまでと目安を決めておくといいでしょう。
長い文章を短くすることも、ライティングスキルに大事なことだよ
息継ぎのタイミングに読点を打つ
読点の位置がわからなくなたら、書いた文章を音読(声に出しで読むこと)してみましょう。
- 今日はとても暑かったのでアイスクリームを食べた
- 今日は、とても暑かったので、アイスクリームを食べた
- 今日はとても、暑かったのでアイス、クリームを食べた
主語や名詞の途中で息継ぎをすると言葉の意味が変わるので、読点は打ちません。
文章を音読して、息をするタイミングに読点を打つと「リズムの良い文章」にもつながります。
読点の使い方とポイント【まとめ】
読点とは「、」
文と文・言葉と言葉の区切りで使う
読点を使う5つのルール
- 文を区切るとき
- 漢字やひらがなが連続するとき
- 主語のあと
- 名詞が続くとき
- 接続詞のあと
読点が多すぎる場合は、ひとつの文章が長いことが原因!文章を短く区切って、読点は5つまでにしましょう
最後に文章を音読して、息をするタイミングに読点を打つと最適なこともあるので、声に出して文章を読むのもポイント
声に出して読むことは、誤字脱字のチェックにもなるのでおすすめ
句読点を正しく使ってリズムの良い文章を目指しましょう|まとめ
最初にも言いましたが、句読点は必ずここに打て!ということではありません。
しかし、句読点を正しく使うことで、文章の区切りや終わりが読者に明確に伝えられるメリットがあります
句読点を使わない場所、効果的な使い方を覚えておくことで、読みやすい文章へとつながりますよ
リズムよく伝わりやすい文章を目指して、一緒にがんばりましょう